Q U I E T R I O T
Glad All Riot Happen
Whiskey Club 12-28-1978
○1978年!! とはいっても12月、ベースはルディ <音質> 当時の録音としては良い方か..バランス良く録れていて聴きやすいと思うが、途中カットがあり、その度に高音が強調されたシャキシャキ・サウンドになって行くのが不思議であり残念。15. の頃にはかなり耳障りになってしまいます。 <セット> QRl から Glad All Over がライブ初登場。 その他は平均的なセットのようである。 この日は二回公演だったようで同日の2nd setでは 2. がKiss Of Death に変更されているのが興味深い。 数ケ所のカットがあるようだが、全曲収録されているのではないか? <内容> 1割りと淡々とショウは進行するがプレイは熱い。やはり 3. Slick Black Cadillac あたりで体が温まり、5. All Our Heroes (Dead And Gone) の痛快な疾走ナンバーでランディのソロが凄まじくも軽やかに駆け巡ったあたりから、冷静さを失ってくる。 6. You Drive Me Crazy の前振りはない。 7. イントロが長めでクラクション・サウンドの他にBelieverのイントロで聴けるような粘っこいフレーズにニヤリ。 っとしているうちに、Trouble。アルペジオにつないで、メインリフへの移行がバッチリと決まっています。かか格好いい!! 8. Good Times の前にカットあり。オーバーヒート気味の 10. Killer Girls でまたカット。イントロの掛け合いから 11. へ雪崩れ込む。 11. Tin Soldier でランディが大爆発 ! 弾きまくります。 13. のソロはミュートしたGoodbye To Romanceで締めくくり、既にライブのお約束ナンバーであったらしい 14. Back To The Coast はオーディエンスにコールさせてからプレイ。ここでまたカットあり。アンコールに登場したバンドはいきなり15. をプレイし始めて、これがまたクール ! ケビンのSee you at the 2nd show !! で幕となります。ランディのプレイは言うまでもないのだが、ケビンのボーカルも素晴らしく特筆に値します。ビッグ・マウスというだけでしかとしないで耳を傾けてみてはいかかでしょうか? (凄くウルサイですよ) | ||
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○12月28日セカンド・セットには、Kiss Of Death <音質> 1stセットのシャキシャキが健在。 あまり良くない。 <セット> 4曲しか収録されていないので詳しいことは不明。 この先は存在しないのかな? 2. Kiss Of Death はサビのリフレインが耳に残る佳作。 | ||
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Uncleaned But Real
Whiskey Club 1-25-1979
○掃除屋まちゅーからの挑戦状 <音質> 平均的なオーディエンス録音。 バランスよく録れているので鑑賞に支障はない。 <セット> 音源発掘当時は、Kiss Of Death , All Our Heroes (Dead And Gone) が新(?)曲、Afterglow , Trouble がライブ初登場だったため話題になった。 One In A Million や Picking Up The Pieces がまだ演奏されていない1979年前半の平均的なセットのようである。 <内容> これをはじめて聴いた時の衝撃は鮮烈であった。カバー(注1)に収録曲が載っているにも関わらず、「どうせいつもの同じ音源」という先入観を持って何も期待しないまま臨んでしまったのも追い討ちををかけた。 2. Kiss Of Death で異変に気づき慌てて収録曲を再確認、Trouble を発見して狂喜しているうちに 4. Afterglow のイントロに突入、アルバムで聴き慣れたメロディに感激。だが、のんびり感激している場合ではない、当時初登場の新曲 5. All Our Heroes (Dead And Gone) !! 軽快なアップテンポのR&Rにランディのギターソロが小気味良く響いてきた日にはあんた〜 もう堪らない。エンジン全開 !! 次は、スピードは落ちるが、感慨深い 6. You Drive Me Crazy のライブ・バージョンにひれ伏していると、いよいよ 7. Trouble。アルペジオのイントロから強引にメインリフへ雪崩れ込んだ瞬間に「男だ !」と叫び興奮してしまった。 12. Every Little Bite (注1)が始まるころには、立ち上がって完全にピート・ウエイになってしまうという逸品であります。(そりゃ〜お前だけだろっ) 2. で You Looking At Me Looking At You のリフ(バッキング)がそのままでてきます。 (注1)このテープに別の日の音源を加えて、ノイズをデジタル処理により軽減したというCD-Rがebayに出品されたことがあり、私が先に入手したのはそのCD-R。後になって本トレーディング・テープも手に入れたのだが、そんなに音が向上しているとは思いません。また、12. というのは、そのCD-Rの最後に入っていたBack To The Coastで、この日の録音ではない可能性があります。 | ||
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Randy Fucked Gas Up !
Pasadena, CA 3-31-1979
○ランディ受難の夜 <音質> コモっていてかなり悪い。演奏が遠目に聞こえていて、ギターの細かいフレーズは聞き取れないし、ベースもバス・ドラムもモコモコ塊になっているのだが、Rの音源の中では珍しくホールで録音したような雰囲気がある。 <セット> It's Not So Funny のライブが珍しいが、最近になっていくつかのトレーディング・テープでも確認されている。 <内容> 何といっても、このテープの聴き所は、パニックになった(?)ランディの大ボケが収録されてしまっていることである。初めのトラブルは 3. Slick Black Cadillacのイントロで勃発したらしく、このイントロが異常に長い。ベースとギターは鳴っているので、ドラムかボーカルの問題でようである。この「間」で少し変わったギター・フレーズを弾いているようなのだが、この音質ではよく聞き取れないのが残念。 続いて 7. Killer Girls "歌1"の直後、ギターの音がオフになってしまい、しばらくドラムスだけで繋ぐ。ベースが なっているのかは不明だが、ドラムが生音でないようなので、PAは生きている模様。なんとか復旧して、8. Laughing Gas へ突入。何事もなかったかのようにギター・ソロを決めて、曲を再開するが、直後やはりギターがオフになってしまう。 このあたりが、堪忍袋の限界だったのか、ランディは曲のエンディングを間違えてしまい、再びギターソロのリフ"ズンズクズンズク" とういうのを弾いてしまい、つられてドラムもバス・ドラを入れてしまうものだからどうなることか !? と思うが、気がついて強引に曲を終了させる。いつもであれば、得意得意のランディが紹介されて最高の盛り上がりになるところが、心なしか、紹介も寂しげかな?? いっそう、もう一回ソロをやってくれた方が盛り上がったかもね。 6. Drums Solo と 7. Killer Girls の間にカットがあった。 10. Back To The Coast は完奏。 | ||
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Face To Face With Sunroof
Woodside, CA 1979
○馬鹿二匹、車の中でひれ伏す「ありがと〜 ! 」 <音質> 当時のスタンダードではまあまあ良いといえるでしょう。 鑑賞に堪えうる音質です。 <セット> 先ず目を引くのは Face To Face ライブ初登場。それに隠れるように初登場の新(?)曲 Every Little Bite。Whiskey Club 1-25-1979で登場して騒然となった Afterglow , Trouble , Tin Soldier に、今や定番(?)の It's Not So Funny っと。 12. の途中までの収録であるにも関わらず、お腹一杯の内容にもうひれ伏すしかありません。 <内容> こうやって複数の音源を聞き比べてみると、ランディの「オカズ・フレーズ」は予め決められていて、決まった箇所に決まったフレーズや、ノイズにスイッチングなどを用意しているようである。ただ、その切れ味やニュアンスがその日その日によって異なるのはいうまでもない。このテープはBlizzard of nobb氏と一緒にカー・ステで聴いていたのだが、要所要所でオカズとソロを堪らなく気持ちよく決めていただきもう大変。期待どうりに決めていただけば二人で「ありがとー」とひれ伏す。意外に決めていただけば、また、「ありがとー」とひれ伏す。とにかく自由奔放に弾きまくるランディに完全KO状態。 6. Face To Face , 7. Trouble あたりで盛り上がりは最高潮に達して、Face To Face の二回目のソロ直前のスイッチングがスタジオ盤と同じに再現されたときに、私は立ち上がりました。(サンルーフにぶち当たり大顰蹙)この後に演奏されたであろう Back To The Coast も是非聴きたいのだが、奴の車の中では聴かせてもらえないだろうな。 5. Every Little Bite はQRにしては珍しい3連(シャッフル ?)のナンバー。デモ・バージョンが確認されているがオリジナルか否かは不明。 | ||
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Randy Shakes A Chic Down
Whiskey Club 6-7-1979
○ランディ・ファン(女史)仮面の正体 <音質> 当時のスタンダードではまあまあと言ったところでしょう。 狭いライブハウスでの録音という感じで、オーディエンス・チャットが入っております。 <セット> Shakedown が初登場でこのテープでしか聴けません。 It's Not So Funny , You Drive Me Crazy , Tin Soldier が珍しいが、最近になっていくつかのトレーディング・テープでも確認ができる。 <内容> コンピ・ビデオなどに「1978年Whiskey 」とクレジットされて3曲収録されているビデオと同日のライブというのが少々驚き。ビデオだけだと、 Slick Black Cadillac でショウを始めたような錯覚に陥るが、その前にちゃんといつも通りの曲がしっかり演奏されている。15. We Just Had A Riot はアンコールで演奏されていて、後半が転調するバージョンであるが、ギターのソロが入っているので、Starwood 5-29-1980で Slick Black Cadillacの直後に演奏されたパターンとは異なる。途中カットがあるとはいえ、70分あまりのステージを初めからアンコールまで収録しているのはポイントが高い。レコーダー付近にランディ・ファンの女の子がいて、終始"ランディ〜" "ランディ〜"と甘ったれた声で呼んでいる(猫でないんだから・・・)。 それはいいのだが、14. Back To The Coast のあと盛り上がったオーディエンスがQR ! QR ! の大コールとなったところで多分この女史が超強烈なゴジラ・シャウトで QR!!!!!!!!!!!!!!!!!! QR!!!!!!!!!!!とが鳴っているのが怖い。 っでバンドが、アンコールに再登場してくると、また "ランディ〜" "ランディ〜"。電車の中でこれをヘッドフォンで聴いていた私は、外を観ながら笑顔のままでした。 (廻りの連中には気味が悪かったべな) (注)ビデオに収録されているのは、Slick Black Cadillac , One In A Million , Picking Up The Pieces。 You Drive Me Crazy もあるという噂あり | ||
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Just Trun That Bass Down
Starwood Club 5-30-1980 (1st Set)
○ルディうっせえーよっ! 消化不良と殺意に満ちたリユニオン2日目1stステージだ !! <音質> ちと悪い。少々こもり気味で聴きづらい。とにかくバランスが悪くてベースがモンモン、モンモン音数が多いし、嫌というほどにドエンが連発するし、ちょっとルディに殺意。反対にドラムが小さいのはいいとしても、肝心のギターも遠くに小さく聞こえるのがとても残念。 <セット> Starwood Club 5-29-1980 (?)でもしつこく触れているが、Lie Back & Let Me In , Teenage Anthem が加えられているセット。You Drive Me Crazy もプレイしている。 Slick Black Cadillac がこの後演奏されたものと容易に想像がつく。ギター・ソロ・タイムでアカペラRevelation をやっているのが Starwood Club 5-29-1980 (?)との最大の違いであります。 <内容> 15年以上前からこのテープは持っていたのだが、なにせピッチが異常に早く、スティーブ・マリオットも真っ青の鶏シャウトになってしまってたため、あまり聴いていなかったので、11. You Drive Me Crazy のライブバージョンを当時聴いていたにも係わらず忘れていた。こうしてまともなピッチで聴き直して改めて分かったことはギターが聞えない。これもあまり印象に残らなかった要因と思われます。尻切れトンボの不完全収録ではありますが、貴重な記録であることは言うまでもなくリユニオンGIGのほぼ全貌を収めていることは資料価値が高い。随所にカット、音飛びが目立つが、そのうちいくつかはCD-R化に際して発生したもののよう。 5. Picking Up The Pieces のソロが再結成前のレギュラーな時と比べてかなり音数が増えている。 You Looking At Me のソロのようになってきているので、 4. Breaking Up Is A Heartache ともあいまって変な気持ち。でも気持ちいい(くそっもっと良い音で・・) 10. Back To The Coast でもソロ爆発 ! 長めに弾いてから強引に歌へ戻すあたりはライブの醍醐味。後半も弾きまくりで..(くそっもっと良い音で・・) 11. You Drive Me Crazy では曲が始まる前にしっとりメロディの「前振り」登場。トドメは 13. Randy Solo でのアカペラRevelation !! うっさいベースが居ないので少しは聞えるが..(くそっもっと良い音で・・) 13. 終了直後に録音も無念の終了。こんなにきっちりテープが終わるかな?? 誰か続きを持っているだろ !? 黙っていると死刑じゃ! | ||
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Fuckin' Incredible
Starwood Club 5-30-1980 (2nd Set)
○ありがと〜鳥肌もの ! リユニオン悶絶の2日目2ndステージ !! <音質> 当時のものとしては良いと言えるでしょう。 ランディのギターもびんびん来ます。 <セット> 残念ながら1stセットのようにほぼ全貌を伝えるものではなく、3. と 4.の間が抜け落ちてしまっています。届けられたCD-Rには Gonna Have A Riot と Lie Back & Let Me In が収録されていましたが、これどう聞いても1st Setと同一テイク。 1. One In A Million の前のMC部分でテープを繋いだ形跡があるので、ショウの進行に合わせて復元したのでしょうが、1st Setを聴いていないと、そのまま勘違いしてしまうので迷惑な小細工です。 7. Back To The Coast も最高潮に盛り上がったあたりでフェイドアウトとなってしまうので、セットについてはあまり語れません。多分1st setと同じ構成であったと想像されます。 <内容> それだけのネガがあるにも係わらず、このテープは素晴らしい! 3. Picking Up The Pieces の流れるようなソロは絶品。あまりの素晴らしさにウ○コが漏れそうになりミニストップへ駆込んでしまったほど。(嘘。エアコンの効きすぎが原因) 次の目玉は何んといっても 6. のソロタイム。最近はソロなど面倒なので飛ばしてしまうことが多いのだが、いい歳をこいて"ん"年ぶりにギターソロで鳥肌がたった。何が凄いって会場がランディのプレイに釘付になって飲み込まれて行く様が伝わってくるのが凄い。これこそブートレッグの醍醐味 !!! レコーダーの側の男。序盤は無駄口をたれて余裕をかましていたのだが、アカペラRevelationに続く嵐のようなソロで見事撃沈。スローパートのクラシカルなフレーズが出てくると "It's fuckin' incrredible" ともらすのがやっと。これが生々しい。バイオリン奏法に続いてCrazy Train のイントロのようなパートになると、奇声に変わっている(羨ましいな〜)。会場はもはやオーバーヒート状態。それでもバンドは構わず、曲を再開する。ここまでやられてしまえば明日のことなどどうでも良い。首を振ってステージダイブを敢行しざるを得ません。トドメは 7. Back To The Coast ランディのソロが延々と続く中フェイドアウトとなります。1st Setで燃え尽きたのかケビンの声が枯れてしまっていて全然歌えてません。ファイクの嵐。だが、これもまた臨場感を煽る。 | ||
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